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地面の汚れに要注意!整備するなら一枚は欲しい「メンテナンスマット」とは

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

バイク整備をする際に地面の汚れを防ぐだけでなく、いろいろと便利な「メンテナンスマット」を紹介します。

目次

メンテナンスマットとは

メンテナンスマットとはバイクのメンテナンスをする際に使用するマットです。

メンテナンスマットという名称のほか「レーシングマット」・「ガレージマット」などの商品名で販売されているものも、メンテナンスマットと用途は同じです。

メンテナンスマットは次の順番で使いましょう。

1.メンテナンスマットを作業をするエリアに広げて置く
2.メンテナンスマットの上にバイクを置く
3.メンテナンス作業をおこなう
4.作業後はチェーンオイルなど油汚れをウェスなどで拭き取る
5.たたんで収納する

メンテナンスマットの主な特徴は、耐油・防水効果、耐久・耐摩耗効果、吸水効果、難燃効果・グリップ効果・メンテナンス作業効率向上などでガレージ・作業場所の床面の環境保護・汚れを防止することが可能です。

メンテナンスマットは大きく分けてマット式タイル式があります。

マット式のものは、バイク1台分の広さをカバーできる大きさがあり、ちょうどじゅうたんのようなイメージです。

バイクをしっかりグリップするために、デコボコのあるゴム素材の滑り止めが使われているメンテナンスマットもあります。

タイル式の特徴は正方形のタイルをガレージなど作業するスペースに敷き詰めるモノです。

タイル同士を連結させて必要な作業場所を作るため、バイクの大きさに合わせてタイルの枚数を調整できます。

タイル式メンテナンスマットは、排水性が高いので水やオイルなどがマット上にとどまることがないので、滑り防止として機能します。

コスト面では、タイル式の方がマット式より値段が高くなるので、注意しましょう。

メンテナンスマットの素材については、オイル耐性・耐久性・清掃のしやすさ・コスト・防音性などから用途に合わせたタイプを選びましょう。

メンテナンスマットの素材は、次の表のとおり大きく4つの素材に分けられます。

素材特徴
ゴム素材耐油性・滑りにくい・耐久性・安定性あり
ナイロン素材吸水性・耐久性・耐摩耗性あり・水洗い可能・軽量で扱いやすい
PVC(ポリ塩化ビニール)素材防水性・リーズナブル
EVA(エチレン酢酸ビニール)素材軽量・ソフト・クッション性あり・連結タイプに多く使用

耐油・防水効果から見ると特にTPR(熱可塑性ゴム)素材のモノがおすすめです。

メンテナンスマットがあることのメリット

メンテナンスマットがあることの最大のメリットは、作業場所のフロア面・地面などをオイル・グリス汚れなどから防ぐことが可能な点です。

加えて、メンテナンスマットは滑り止め加工が施されているので、バイクを安定してセッティングすることが可能です。それぞれ詳しく解説します。

地面の油汚れの防止

オイル交換などのメンテナンス作業では、地面の油汚れの防止対策にメンテナンスマットが役立ちます。

オイル交換の他にも、特にチェーンオイル注油ではチェーンから余分な油が落ちて地面がベトベトになります。さらにチェーンを回転させてオイル注油する際にはバイクを前後させる必要があり、作業で落ちたオイルが付着すると走行に危険です。

メンテナンスマットを使い、マットに付いた油分は随時拭き取り、タイヤにつかないようにしましょう。

スタンドによる地面の傷防止

メンテナンスマットを使うと、バイクのサイドスタンドorセンタースタンドへの加重による地面の傷防止に有効です。特に地面が未舗装の場合、雨降りなどの後は地盤がゆるくバイクの重みがスタンドにかかり、知らない間にスタンドが埋まってしまうこともあるので注意しましょう。

また、アスファルト舗装面では特に灼熱の炎天下ではスタンド部分に負荷がかかり、バイクが必要以上に傾いたり、最悪の場合転倒する可能性もありますので、メンテナンスマットで未然に防ぎましょう。

賃貸物件の駐輪場でアスファルトに穴が空いたりすると賠償問題などで実費を負うケースにもなりかねません。メンテナンスマットを用意できない場合は、スタンドの加重を分散する対策などをとりましょう。

具体的には、スタンドとアスファルト路面の間に平らな石などで適当なサイズのモノをかませておくのが効果的です。

まとめ

本記事では、バイクを整備する際に地面の汚れを防止することができるメンテナンスマットについて、素材別効果・メリットなどを解説しました。

バイクに関するグッズには、ヘルメット・グローブなどの基本装備の他にも、いろいろと便利なものがあります。メンテナンスの頻度などを考慮しつつ、必要に応じてメンテナンスマットも取り入れるとよいでしょう。

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