RIDEZ DEF WIRELESS HELMET HEADSET DEF-HP1
ツーリングスポットに集うライダーを見ていると、昨今のインカム普及率というのは非常に高いものだと実感させられます。
特に最新モデルに乗って最新のウエアに身を包んでいる最先端ライダー達のマスツーリングなら、ほぼ間違いなくインカムを使っているのではないでしょうか。
私のように何十年も前のバイクを直して直して後生大事に乗って、マスツーリングが少し苦手な旧態依然のライダーは今日もインカムの必要性に駆られないバイクライフを送るのです。
しかしなのです、ライディング時には愛車のエキゾースト以外のサウンドを楽しみたい気持ちはわたしにもあったりするのです。
車の時も仕事の時もお耳の友はラジコなので、バイクに乗るときにも聴きたいのです。
それに走行中の電話も不便です。
着信のバイブの気づいてから、停車してヘルメットを脱いだときにはたいてい電話は切れているものなのです。
インカムへの敷居は高い……とお悩みライダーへの新提案!?
かといってお高いインカムを導入するほど、切実ではないのが正直なところ。
そんなわがままきままな私にぴったりなのがヘルメットヘッドセットなのでした。
RIDEZの「DEF WIRELESS HELMET HEADSET DEF-HP1」はBluetoothでスマホと繋げられるヘルメット用スピーカー&マイク。
これがあればナビの音声も音楽もラジコでラジオの音声もヘルメットを被った状態で聞くことができるわけなのです。
パッケージにも明記されている通り、最大連続16時間再生が可能なので日帰りツーリングであれば一日丸ごと使えてしまいます。
マイクが付いているので通話ができる!
さらにポイントとなるのはマイクを装備しているという点です。インカムの通話はできないわけですが、電話やラインの音声通話などができるので電波が入る限り会話が可能です。
LINEなら複数通話もできるのでインカムのように使えてしまいます。おじさん集まって話すことがあるかどうかはおおいに疑問ですが……。
マイクが付いているので音声アシスタントが使える!
さらにマイクが使えるので音声アシスタントが使えるのです。
具体的にはiPhoneであればsiriに声で指示を出して
「〇〇に少し遅れるってLINE送って」
とか
「〇〇に電話して」
といったように声でスマホを操作できるのです。
操作はマイクと一体になっているコントローラーで行うことになるので、停車していることが条件にはなります。
その他にも
- 音量の調整
- 電源のオンオフ
- 電話の着信応答、通話終了
- 再生、停止、曲送りなどの操作
などの操作がボタンでできます。
充電はmicroUSBを使用
充電はmicro USBで行うことになり、配線が独立しているのでヘルメットに装着した状態で充電が可能。
残念ながら充電しながら音声を聞くことはできないようなので、ツーリングに使用する際は出発時に満充電しておいたほうが良さそうです。
小型&薄型スピーカーをヘルメットに装着
最近のヘルメットはあらかじめスピーカーホールが設けられていますが、スピーカーホールの無いヘルメットにも装着は可能です。ただ、耳周辺にスペースが有ることが条件になります。
直径はだいたい45mmくらい。
厚さは13mmくらい。
ヘルメットへのインストールはマジックテープで
ヘルメットへの装着は付属のマジックテープで行います。使わないときは簡単に脱着ができます。
付属のマジックテープをヘルメットとスピーカーの両面に貼ります。耳への当たりを考えてヘルメット側に柔らかいマジックテープを使用します。
スピーカーを固定して配線をヘルメット内装の隙間に通します。
RIDEZ X HELMETには写真のようにすっきりと装着できました。
後頭部の部分に充電端子を取り回しておきます。
スマホとBluetooth接続すればすぐに使える!
スマートフォンとBluetoothで接続すればすぐに音声を聞くことができます。一回接続してしまえば、あとは電源オンで自動的にスマホと繋がります。
これでナビの音声案内や音楽を聞きながらいつもとは違ったぼっちツーリングが楽しめるわけなのです。
実際にバイクで使ってみた!
たしかに耳にスピーカーが接しているものの、強く当たっていなかったので使用中に痛みが出ることはありませんでした。スマホからラジコを流してみるとはっきり聞こえます。
また、耳を完全に塞ぐわけでは無いので緊急自動車のサイレンなどは間違いなく聞こえますし、適度な音量で使っている限り安全上気になることはありませんでした。
正直に申しますと音質はあまり良くは無いものの、言葉自体ははっきり聞こえるので十分に内容を理解することができます。
また、通話音声もクリアに聞こえるし、マイクもしっかり声を拾ってくれているようで、通話相手から聞き取りづらいといったような意見は出ませんでした。
ただ、安定して会話できるのはだいたい60km/h近辺となり、80km/hを超えてくると音量をかなり上げないと聞こえづらい場面が出てきました。
この辺はヘルメットやバイクの機種によっても差が出てくるものかもしれないですが、一般道で使うのが間違いないような気がします。
また、フルフェイスヘルメットの場合、操作ボタンを押すには一旦マイクを口元から引っ張り出す必要があります。ただ、走行中に頻繁に操作する必要性は無いのであまり気にならない部分ではあります。
ぼっちライダーだけでなく通勤ライダーやお仕事ライダーにも便利かも!
音声を聞くのがメインのヘッドセットなので、使用シーンが限定されると思ったのですが、マイクが付いているので通勤や仕事でバイクを利用するライダーにもおすすめです。
ただ、「バイク運転中でしたので電話に出られませんでした」っていうような都合の良い言い訳を使うことができなくなるのが懸案事項になってしまうかもしれません……。
RIDEZ DEF WIRELESS HELMET HEADSET DEF-HP1
価格 | ¥3,300 |
Bluetoothバージョン | V5.0 BR/EDR |
スピーカーユニット | 32Ω/30mm |
再生/通話時間 | 最大16時間 |
待機時間 | 650時間以上 |
充電時間 | 2.5時間 |
発売元・RIDEZ https://ridez.jp