道の駅の特徴
北海道の中央西部に位置する石狩市。石狩湾に面しているため海産物が豊富なほか、農業も盛んな地で米をはじめとした農産物も豊かである。キャンプやバーベキューを楽しめる「石狩浜海水浴場」は、夏に多くの観光客が訪れる人気の海水浴場として知られている。
『道の駅 石狩「あいろーど厚田」』はR231に面しておりアクセスは抜群。道の駅は「あいろーどパーク」内にあり、キャンプ場や北海道認定第1号の「恋人の聖地」でもある「厚田展望台」が隣接。全国的にも珍しい3階建ての道の駅で、1階は石狩の地場産品が揃う売店とそば処、2階は3店舗の飲食テナントのほか、石狩市の自然や歴史、文学、芸術についての展示と地域情報コーナー、休憩スペースを完備する。3階は展望デッキとなっている。
展望デッキからは日本海を一望。また、水平線に沈む夕日が見られるスポットでもあり、絶景を楽しめる。さらに、室内は展望ラウンジとなっており、天気が悪い日でも日本海を眺めることができる。北海道内にある道の駅の中でも絶景道の駅として知られている。
地場産品販売コーナーには石狩ならではの商品が取り揃えられ、農産物や水産加工品などの特産品が充実している。
食事は1階にあるそば処か、2階の飲食テナントで楽しめる。そば処は厚田産そば粉の十割そばが名物で、厚田産ニシンの甘露煮をのせた「にしんそば」も人気。厚田産米のおにぎりも味わえる。テイクアウトフードは地元の食材を使ったメニューが中心。ニシンと数の子のバッテラが看板メニューの「石狩二三一(ふみいち)」、焼きたてピザとパンの「Bakery & Pizza HOME」、地元食材を使用した本格ジェラート「GELATO Lico Lico厚田店」の3店舗で。2階には海を眺めながら休めるソファー席や、カウンター席があるので、購入した料理はこちらでいただける。
道の駅は札幌市内から約60分。石狩市を縦断するR231はオロロンラインでもある。オロロンラインといえば、北海道を代表する絶景ロードとしても知られており、ライダーならば1度は走りたい道。留萌から稚内の区間が有名だが、道の駅のある石狩のあたりでも美しい海岸線と雄大な自然景観を楽しめる。地元ならではの食事を堪能でき、日本海を眺める絶景を楽しめる道の駅は、ツーリングの休憩や目的地に最適の場所。日本海に沈む夕日は必見だ。
施設紹介
3階建ての建物の1階には、石狩の特産品が揃う地場産品販売コーナー「i-STORE」、そば処「一純」があり買い物や食事を楽しめる。2階にある飲食テナント(4~10月営業)では、バッテラが名物の「石狩二三一」、焼きたてピザとパンの店「Bakery & Pizza HOME」、石狩産食材を使った本格派ジェラート「GEALATO LicoLico厚田店」の3店舗でテイクアウトを楽しめる。
名物&名産品
◆にしん刺身丼とにしん蕎麦(小)
厚田港に水揚げされたニシンを、水揚げ後すぐに急速冷凍しているので、1年中おいしい刺身で提供できるそうだ。そのおいしさは、地元の人でも冷凍しているか分からない程のおいしさだそう。ニシンは脂がのっていて臭みがなく超絶美味。十割そばは、ソバの風味が強く、やや甘めのそばつゆは出汁の風味がしっかりとあり、こちらも美味。肉厚のニシンの甘露煮も抜群で、必食の一品だ。
◆ニシンと数の子の親子押し寿司
道の駅2階にある「石狩二三一」で販売する看板メニューの「二三一バッテラ」。石狩名産ニシンを使用したバッテラ寿司で、新鮮で脂ののった旨みのあるニシン、酢飯の中にはオリジナルの製法で味付けした数の子が入っている。食べ応えも抜群!
◆はたはたもなか・しゃこもなか
地元菓子店が作る銘菓。厚田港特産のハタハタとシャコの形をした最中で、ハタハタは白あん、シャコはつぶあんが入っている。ハタハタとシャコという最中の形も珍しく、お土産に最適だ。
道の駅周辺のおすすめスポット
◆厚田キャンプ場
隣接する「あいろーどパーク」内にあるキャンプ場。炊事場、水洗トイレ、シャワーなどが完備。A~Cと3種類のフリーサイトが用意されており、B、Cサイトでは車の乗り入れが可能だ。場内には牧佐内川が流れており、川遊びやサケの遡上を楽しむことができる。
◆厚田港朝市
厚田漁港で毎年4月上旬から10月中旬まで毎日開催される朝市。春はカレイ、ヒラメ、タコ、ソイ、シャコなどが並び、夏はウニやホタテ、秋はサケなどが販売されるほか、糠ニシンやホッケなどの加工品も揃う。7~14時頃まで。道の駅から徒歩10分。道の駅2階の掲示板で朝市情報が掲示されるので要チェック!