テントに比べて携帯性抜群のタープ
チェア&テーブルがあればすぐに始められるデイキャンプに、タープをプラスすれば快適性を格段にアップできる。夏なら日差しを遮れるし、風や突然の雨にも対応可能。
テントと違って作りがシンプルなタープは、キャンプ場の状況に応じて張り方を工夫できて自由度がすこぶる高い。色々な張り方を試すだけでも結構楽しめるぞ。
ソロ・デイキャンプでもタープが必要な3つ理由
(1)日差しや雨風から守ってくれる
これこそがタープの役割と言えるが、ソロキャンプであってもファミリーキャンプ であっても、やはり直射日光や雨の下ではくつろぐことができない。日焼けや突然の雨から自分自身、または荷物を守るために、やはりタープがあれば便利だし快適だ。ソロ・デイキャンプであれば荷物は少なくて済む。コンパクトなタープであれば、キャンプツーリングバックの中、または上部に括りつけること可能だ。また冬場は逆にタープ内に体温やガスバーナーの熱がこもり、タープがあったほうが暖かくなるというメリットも見逃せない。
(2)テリトリーを主張できる
タープを張れば、ここからここまでの場所は私のテリトリーですよ! と暗に主張できる。正確にはタープを張っているだけで、あなたの土地やテリトリーではないのだが、他人がタープを張っている場所に行く勇気はあなたにもないはずだ。せっかくのキャンプであれば、自分の空間をちゃんと作ってのんびりしたい。人との距離感は作るにはタープは最適なアイテムと言えるだろう。
(3)圧倒的にキャンプ感を演出できる
テントもタープもなく、川のそばで座っている人を見かけたら、ただただ休憩している人にしか見えない。座っている人自身も、テントやタープがなければキャンプに来ているという実感が少なく、充実感も半減していることだろう。そう、「キャンプ=テント・タープ」と言っても過言ではないほど、これらはセットなのだ。ソロ・デイキャンプの場合、せめてタープを持って行けば、あなたの「あー、キャンプに来たなー」感を、そのタープが演出してくれるのは間違いない。
バイクでのソロ・デイキャンプにポップアップテントは?
ソロ・デイキャンプならば1人用のポップアップテントでも良いのでは?とも思ってしまう。しかし、これは落とし穴だ。ポップアップテントだと個室感はあるが、開放感を犠牲にしてしまう。せっかく大自然の中に飛び込みに行くのだから、開放感抜群のオープンタープがおススメだ。また、ポップアップテントは意外にかさばるので、バイクへの積載には向いていないという事も考慮しておいた方が良いだろう。
設営に時間がかかる・・・しかし丈夫なペグなら楽々!
タープを持って行くデメリットの一つは、設営に時間がかかるという事がある。
しかし、道具を工夫すればそれは軽減できる。ソロキャンプなら、出来る限り小さくてシンプルな作りのものを選ぶと、そのデメリットは解消できるはずだ。
ソロ用タープなら3×3mもあれば充分。畳めばA4程度になり、分割式のポールと合わせてもバッグにラクラク収納ができる。
タープを張る時にガイドロープ(張り綱)を地面に固定するのがペグの役割。地面によっては非常に硬かったり石などが地中に隠れていて、なかなかペグが刺さっていかないことがよくある。丈夫なペグは地面に刺さりやすいから、設営時間を短縮でき、固定もしっかりできる。
上のペグは、タープとセットで入っていた細い鉄製。一方、下のペグは金属製の材料をたたいて形を造った、強度のある鍛造製ペグだ。
タープとセットで入っているペグは比較的強度が低いので、固い地面へ無理に刺そうとすると、写真のようにグニャっと曲がりやすい。
マルチに使えるライトはデイキャンプでも携行推奨!タープ泊の場合も便利
デイキャンプだと油断してはならない。山間のキャンプ場だと日が暮れると一気に暗くなることもある。キャンプの撤収で慌てないよう、スポットライトにもなるマルチに使えるランプがあれば安心だ。
また、良い環境でお酒を飲みたくなってしまった場合、タープとライトがあれば、タープ泊で一晩を過ごすことも可能となるだろう。
K3 LEDマルチツーリングライト 税込価格3520円
もちろん、チェア&テーブルだけでもソロ・デイキャンプは可能であり、タープは絶対に必要、というわけではない。しかし、タープがあれば上記のようなメリットがあり、あなたのキャンプツーリングライフを豊かにしてくれることは間違いないのである。