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走れば走るほどバイクのエンジンが好調に!? スーパーゾイルとの感動の2000km【使用レビュー】

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

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添加剤と聞くと必ずオススメとして話題の上位に入り、二輪用品店などでパッケージを見ることも多い「SUPER ZOIL(スーパーゾイル)」。エンジンオイルに混ぜて使用することでエンジンの性能や耐久性を向上させる効果がある添加剤だ。

これまで添加剤といっても実際の良し悪しや必要性などがよく分からず、愛車の車種や自分の乗り方に合う上質なオイルを選んで入れておけば必要ないだろう……と遠ざけていたが、そうは言いつつ正直気になっていたのが“エンジンオイルに入れるだけで愛車をいい感じにする&ダメージまで修復してくれる!? “と心をくすぐるウワサの「スーパーゾイル」だった。

昨冬、モトメガネ編集部より「スーパーゾイル成分入りのエンジンオイルを試してみないか」と声がかかり、この機会を逃すものかと「スーパーゾイル」を愛車で試してみることに!!

モトメガネ編集部に協力してオイル交換をした時の様子が記事となっているので、オイル交換から詳しく知りたい方はぜひ↓

というわけで今回、上記事の後日談としてスーパーゾイル入りエンジンオイルとともに普段使いから高速ありダート林道あり峠ありの2000km弱を過ごしてみたので、その性能と効果をお伝えしたい!

目次

測って足す手間いらずの「シンセティックゾイル 10W-40」

シンセティックゾイル 10W-40 1000ml 4730円(税込)

オイル交換時に最初に驚いたのが、このエンジンオイル「シンセティックゾイル10W-40」の手軽さ。

通常ならエンジンオイル交換時に愛車のオイル規定量に合わせて、スーパーゾイルを5%〜10%(商品によって添加する割合は異なる)程度エンジンオイルに添加して使用するのだが、このシンセティックゾイル10W-40は、上質なシンセティックオイルをベースにスーパーゾイル成分が”最初から配合されている“のだ。

てことは測ったりなんだりしなくていいのか!! と、ただのオイル交換でスーパーゾイルのエンジンの性能や耐久性を向上させるという恩恵を得られるという……めんどくさがり屋さんにもうれしい仕様!

エンジンオイル選びで悩むなら、けっこうコレはオススメなのでは……と。

エンジンオイルも添加剤も愛車に適した質のいいものを入れてあげよう!!

エンジンオイルの役割として「潤滑/冷却/密閉/防錆/洗浄」の5つがあり、エンジンオイルにはその役割を果たすためのさまざまな添加剤がベースオイルに入れられている。

この添加剤の良し悪しはまさにお値段で決まってくるので、安いオイルだとマシンの性能を発揮できなかったり、エンジン内の劣化進行や潜在的故障の原因になってしまう恐れも。

安すぎるオイル(要求された性能に達していないモノ)は愛車の健康を損ねる……人間の身体と同じで、どんなに美味しくてお手軽でも毎日毎食ジャンクフードを食べたら気づけば成人病まっしぐら!! なのだ。

エンジンを滞りなく動かすために、愛車に適したエンジンオイル=愛車の車種/居住地の気候/どう楽しむ(乗る)のかなどを考慮したモノ、なおかつ質のいいモノ(車種が要求する性能をクリアしているモノ)を入れてあげるのが一番!! 

そのうえで状況や体質に合わせて健康をサポートするお薬やサプリメント的な意味合いで愛車の添加剤を選ぶ……と考えれば、悪いところを隠すのではなく治してくれるような信用と実績のある質のいいモノしか選びたくないハズ。

オイル交換時のエンジンオイルの状態は「オイル生命のギリギリを攻めたあと」

それではさっそくスーパーゾイル体験のお話を……の前に、エンジンオイル交換時の状態が通常時と少し異なる状況だったので、公平に見るためにもマシンの状態を説明したい。

シンセティックゾイル10W-40にオイル交換するタイミングは、折しも他メーカーのエンジンオイルの性能とライフをロングツーリングベースで試すため、あえて長距離林道ツーリング旅を重ねることで高速走行&峠で約3500km+ダート走行約1000km=約4500kmのぶん回し走行を終えた時だった。

光を通さないほどのこのダークな色合い!! 終わりかけのオイル……。

リアルな違いを見るために伝えておきたいマシンの状態3点

  • オイル交換時、古いエンジンオイルの状態はまあまあ最悪の手前まできており、マシンに無理がかかっていた
  • ラスト500km時点(ガソリン満タン約2回分)では燃費は過去最悪の29km/L以下
  • ラスト500km時点(ガソリン満タン約2回分)ではギヤの入りもゴツゴツしだしていた


つまり、オイル交換時は入っていた古いオイルはすでに「エンジンオイルの5つの役割をもう果たせられませーん」に近い状態だった。

なので、オイル交換後のマシンの状態は当然ながら確実に向上するだろうし、燃費アップもギヤの入りもいいに違いないな……とは想像していた。

4カ月経ってスーパーゾイルの真なる効果に気づいた……

3000kmまで試したかったものの体調崩し&時間を作れずに現時点で2000km弱でのお試し中なワケだが、コレは……という結果に満足!!

普段使い+高速走行+峠走行+林道走行(ダート)を混ぜ合わせた走りでチェックしてみた。

オイル交換直後

もうそりゃマシンが喜んでるよレベルに状態は好調に。ゴツゴツしかったギヤの入りはコクッコクッとなり、出足もスムーズかつ安定していた。でも前述したとおり、ここまでは想像どおりの展開。ひとつ驚いたのは、極寒時でのエンジン始動で軽いガタつきすら起こらなかったこと。

交換1カ月以内平均:〜300km

軽く林道へ走りに行き、給油タイミングがきたので燃費チェック。

31.52km/L(高速走行+ダート林道走行+峠+舗装路)

改善されているが乗り方もあって燃費はあまりよくない印象だったが、ギヤの入りや動きがスムーズになっているのを感じた。

交換2カ月後あたり平均:〜500km

ほぼ走れずに普段使いばかりで給油タイミングが来たので燃費チェック。

33.4km/L (高速走行+普段使い)

飛ばさない高速走行(80~110km/h)と普段使いでこれまでの平均よりはややよい印象だった。エンジンの振動が少なくなっている気がする。

交換3ヶ月後あたりの平均:〜900km

山を降りたGSの隅っこにて電卓をピッピしながら数値に目を疑う。

35.1km/L(高速走行+ダート林道走行+舗装路)

条件はほぼ交換1カ月以内と同じ。ここに来て大幅に燃費アップ!?

交換後4カ月後あたりの平均:〜1900km

今月はまあまあ走れたのでタイプ別にチェック。数値の様子が本当におかしい。

36.08km/L(高速走行+ダート林道走行+峠+舗装路)

37.76km/L(高速走行+普段使い)

ニヤニヤが止まらないほど燃費がよくなっていた!! ガソリン代でヒィヒィな今のご時世にこれは助かる。

まさに本来のエンジン性能に近づいてる&修復されてるとみた!

エンジンオイルに添加するだけ〜では飽き足らず、最初からもう混ざってるよ〜な最強にお手軽なオイル交換で、愛車のダメージを軽減&回復し本来のエンジン性能に戻っていくのを日々感じたこの4カ月間。

いや、これはほんとに本気ですごい効果だ……。走れば走るほどスーパーゾイル成分がエンジンやトランスミッションを再生&より強靭にしていくさま!! まさに愛車のアンチエイジングに他ならないっ。

金属同士の摺動摩擦による磨耗からは避けられない運命のエンジンたち。そのエンジン内での摩擦によるエネルギーロスを最小限に抑えヅヤッヅヤの滑らかな動きを与えて、さらにエンジン内の金属表面をコーティングではなく「金属表面をなめらかな状態に再生してオイル循環に最適な状態」を生み出してくれるスーパーゾイルのトリートメント効果たるや。

オイルチェックによる交換前のライフギリギリのエンジンオイルで酷使されたエンジン内の痛みを、ゆっくりとスーパーゾイルが癒してくれていたことを実感し、心の底から感謝した。

SUPER ZOIL フュエルチューナー投入:燃料もチューンしたい!!

SUPER ZOIL フュエルチューナー 80ml 1980円(税込)

エンジンオイルにおけるスーパーゾイルのあまりの効果のすごさに興奮し、エンジン燃料系にもそのお力を示していただこうとなった! その名もフュエルチューナー、エンジン燃料系統の洗浄・燃焼促進剤だ。

理想的な燃焼状態を作り上げてくれる添加剤

燃料に含まれる清浄剤/酸化防止剤/金属不活性化剤ほかさまざまな難燃性物質を溶解し、理想的な燃焼状態を作ることで燃料システム全般をクリーンにしてくれる&再度カーボンが付着するのを防ぐ効果も持つフュエルチューナー。

もう愛車の健康状態に良さそうな予感しかしない!! ということで4カ月を過ぎた時点で投入してみた。

40~60Lに対して80ml(1本)ということで、7.8LタンクのCRF250Lにはだいたい10~15ml!!
キャップ1杯が5mlだった
キャップ2杯を投入

そう来たか!! のビックリ効果

ここまでの流れの燃費チェックだけで言うと、まさかの結果が出た。

33.9km/L(高速走行+普段使い)

一見するとオイル交換後2カ月後の数値とあまり変わらない? 悪くなった? となっているが、これには大きな要因があるのだ。それは……

「最高速度までの到達スピードとそれに気づかせない車体の挙動」

筆者のCRF250Lは120km/hあたりになるとガクッと燃費が落ちる&走行時に「マシンががんばってるなぁ」といったエンジン音やちょっとした振動が出る。なので普段は80~110km/hで走り、制限速度が120km/hの道でもそれは変わらない。

理想的な燃焼状態になってた!!

が! このフューエルチューナーを入れてからしばらくして浜松あたりまで往復してきたのだが、ふとメーターを見た時に135km/hとなっていて慌ててスピードを落とすことが何度かあった。

まったく普段と同じノリのギヤチェンジや加速でスロットルをガバ開けしたりもしていないのに、気づいたらスピードがほぼマックスまで出ていたのだ。もちろん120km/hを超えたあたりから感じるマシンのがんばってる感や振動もほぼなし。

このマシンでそのスピードを出した(気づいたら出てた)のは初めてだったので、これが燃料システム全般をクリーンにしたことで見えた本来の出力かも!! とビックリ。

また2000kmを目安に投入して経過を見守りたい。1本80mlで愛車に必要なのは約キャップ2杯ちょい(10mlちょい)なので、あと7回は投入を楽しめるのでお得感もあってよい!

元気な愛車と永く楽しむために

最後に今回強く感じたことを一言で。

スーパーゾイル投入自体が誰でもできるセルフエンジン・メンテナンス!!

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