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『道の駅ピンズ』がアツい!バイクツーリングのコレクターアイテムに注目

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

ライダーには必ずと言っていいほど「お気に入りのルート」があります。
北海道ツーリング好きなら、国道334・335号線/知床横断道路」や、国道243号線/美幌峠などの国道標識を見ただけで、ワクワクする人も少なくないでしょう。北海道、千葉県、関東圏の道の駅には、ライダー心をくすぐるピンズガチャが設置されています。

国道のおにぎり標識や、道の駅の看板、市町村のキャラクターなど、いずれもコレクション魂をくすぐるものばかり。いつごろ発売され、どのくらいの種類があるのか。販売元のアカシヤ物産の林社長に伺いました。

「アカシヤ物産(札幌)」は、土産物の卸として1975(昭和50)年に設立されました。当時はキーホルダーやストラップなど、一般的な土産物を取り扱っていました。転機が訪れたのは、今から13年前のこと。

社長の知人が細々と販売していたピンガチャの販路拡大を手伝ったのがきっかけでした。在庫を売り切って終わるつもりでしたが、コンスタントに売れていたので辞めるのはもったいない。デザインをリニューアルして続けることにしました。

アカシヤ物産は林社長以下従業員一同、商品を届けるために全道のお土産屋さんを走り回っています。道路に目を向けると「牛横断注意」や「クマ出没注意」など、北海道らしい標識が目につきました。「これをピンズにしたらおもしろい」とひらめき、「標識ピンズ」が誕生しました。

道路には、たくさんのネタが転がっています。林社長は「国道のおにぎりみたいな形の標識のピンズも欲しい人がいるんじゃないか」と、大胆なアイデアを打ち出しました。

逆三角形の定型フォームに、数字が書かれているだけのピンズですが、道外の観光客やライダーにバカ受け←(死語。死語という言葉自体死語)。

お客さんの「道内すべての国道ピンズを作ってほしい」との声を受けて第4弾を展開し、全96種類を販売しました。完全制覇する人も現れるなど、静かなブームが到来しています。

コンプリートの難易度が高いのが「道の駅看板」のピンズです。「道の駅ではスタンプラリーを実施しているが、スタンプを押すことだけを目的に訪れるのであれば収益に繋がらない。しかしピンズを集めることをラリーにすれば、これまで集客が少なかった道の駅にも立ち寄るきっかけになるし、売り上げにも貢献できるかもしれない」

そう考えた林社長は、すでに取引がある5つの道の駅にピンズガチャを設置しました。さらに当時、道内に約120箇所あった「道の駅」の完全設置を目指し、相手の承諾を得る前にすべて商品化という攻めに出ました。

もちろん気軽に受け入れてくれる人ばかりではなく、時には難色を示されることもありましたが、「全駅のピンズが欲しい」というお客さんの後押しを受けて、開始5年足らずで目標を達成しました。

「ガチャピンズラリ―」と名づけられたこのピンズは、お目当ての道の駅に行かなければ買えないというスーパープレミアム。トイレに行きたくもないのに、必ず道の駅に立ち寄らなくてはなりません。

現在、道内に道の駅は127あります。1回100円と言うリーズナブルな価格や、限定ピンズが豊富なところもコレクター魂に火を付けます。コンプリートした際は、公式ホームページで栄誉をたたえ、オリジナルグッズをプレゼントしてくれます。

2022年(令和4)1月31日付で登録抹消になった「道の駅足寄湖」のピンズは「道の駅足寄銀河ホール21内」で販売を継続、同じく「フォーレスト276 大滝」は、2023年度の北海道版ガチャピンズラリーコレクションフラッグに付属しています。まさに至れり尽くせり。思わず欲しくなりますね。

地域限定ピンズガチャは、小さなカプセルの中に旅の思い出が詰まっています。無事に自宅に帰ったらピンズを傍らにおいて、ツーリングでの楽しい思い出に浸ってください。

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