ブレーキシステムの開発・製造を行う株式会社ブレンボ・ジャパンは、2023年のモータースポーツ世界選手権において多くの勝利に貢献してきたことを発表した。
オラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手は、F1ドライバーズチャンピオンで3連覇を達成し、ドゥカティ・レノボチーム所属、ペッコの愛称で知られるフランチェスコ・バニャイア選手は、2022年に続いてMotoGPチャンピオンの座を獲得。また、今年100周年を迎えた ル・マン24時間レースでは、最高峰ハイパーカークラスの勝利チームに貢献している。さらに、eモータースポーツ界でも輝かしい記録を残すなど、あらゆるチームが高性能を極めた同社のブレーキシステムに信頼を寄せていることがわかる結果となった。
ブレンボグループ、モータースポーツ界で勝利を重ねた2023年を祝福
自社グループが提供する先進ブレーキシステムをはじめとするさまざまなコンポーネントが、マックス・フェルスタッペンやフランチェスコ・バニャイアなどの一流レーサーを支え、フォーミュラ1、MotoGP、WorldSBK、フォーミュラEを含む主要モータースポーツ世界選手権における勝利に貢献
2023年12月12日、イタリア・ステッツァーノ(BG)
ブレーキシステムの開発・製造におけるグローバルリーダーのブレンボは、2023年に開催されたモータースポーツ世界選手権において計70の勝利に貢献し、有終の美を飾りました。当社はフォーミュラ1~フォーミュラE、MotoGP、WorldSBKなど、主要世界選手権の優勝チームに選ばれたパートナーです。
オラクル・レッドブル・レーシングのマックス・フェルスタッペン選手は、F1ドライバーズチャンピオン3連覇を達成。その影にはブレンボのブレーキキャリパーが存在します。ドゥカティ・レノボチームに所属し、ペッコの愛称で知られるフランチェスコ・バニャイア選手は、2022年に続いてMotoGPチャンピオンの座を獲得。ブレンボのフルブレーキシステムとブレンボグループの一員であるマルゲジーニのホイールがマシンに使われていました。また、Aruba.it レーシング-ドゥカティチームのアルバロ・バウティスタ選手は、WorldSBKにおいて2年連続で王者に。ここでもブレンボのブレーキシステムとマルゲジーニのホイールが戦力として貢献しました。
ブレンボは、フォーミュラE世界選手権の全参戦チームにブレーキシステムを供給しています。Moto2では、レッドブル・KTM・アジョチームに起用されたペドロ・アコスタ選手が、ブレンボのキャリパーとポンプを採用したマシンで勝利し、Moto3では、レオパード・レーシングのジャウメ・マシア選手が、ブレンボのキャリパー、ディスク、ポンプを採用したマシンで王座を獲得しました。彼らの他にもモータースポーツ選手権で世界の頂点に立ったレーシングドライバーは数多くいます。
その誰もが、高性能を極めたブレンボのブレーキシステムに信頼を寄せているのです。
今年で100周年を迎えた ル・マン24時間レースも忘れてはなりません。ここでもブレンボは、最高峰ハイパーカークラスの勝利チームに貢献しました。
2023年にF1グランプリレースでブレンボが支えた勝利は500を突破。今年開催されたグランプリレース全22戦で、ブレンボグループのコンポーネントが搭載されたマシンが優勝しています。一流レーシングチームとの連携の下、当社がF1デビューを果たした1975年から現在までに開催されたグランプリレース851戦のうち507戦において、ベルガモ(イタリア)を本拠地とするブレンボが勝利チームを支えています。これまでに積み重ねた勝利には29のドライバーズタイトルと33のコンストラクターズタイトルが含まれています。
モーターサイクルレースでは、ブレンボがMotoGPを席巻し続け、Moto2、Moto3 、WorldSBKシリーズにおいてマルゲジーニとともに新たな成功を収めました。プレミアクラス(旧500ccクラスと現MotoGPクラス)では、ブレンボが参戦チームへのブレーキシステムの供給を開始した1978年から通算で572の勝利に当社グループが貢献。ブレンボ製品が保証する高水準の性能と安全性が高く評価され、当社は8シーズン連続でMotoGPの全31チームのパートナーに選ばれています。こうした一流MotoGPチームと協力しあって、ブレンボは35のライダーズタイトルと36のコンストラクターズタイトルの獲得に貢献しました。
2023年はeモータースポーツ界でも輝かしい記録を残し、FIA フォーミュラE世界選手権のGen3フォーミュラEシングルシーター フル電動マシン22台すべてについて、ブレンボは5シーズン連続で独占サプライヤーを務めました。また、ドゥカティが18台の電動マシンを供給するFIM MotoE世界選手権においても、当社が5年連続でコンポーネントを提供しています。
すでに述べたフォーミュラ1、フォーミュラE、MotoGP、Moto2、Moto3、WSBKのほかにも、FIA 世界耐久選手権(WEC)、GT選手権、IMSA スポーツカー選手権、FIMロードレース世界耐久選手権(EWC)、NASCARカップ、FIMモトクロス世界選手権(MXGP)、FIM エンデューロ世界選手権、FIM トライアル世界選手権、FIA F2選手権、FIA F3選手権、FIA 世界ラリー選手権(WRC)、スーパーフォーミュラ選手権、MotoAmerica(モトアメリカ)、ポルシェ・スーパーカップなど、当社コンポーネントが採用されたマシンが参戦したレースは、数えきれないほどあります。この功績が1975年以降全カテゴリーで通算600を超える世界タイトルの獲得につながっています。
*データ集計:各選手権最終戦終了後(2023年11月26日以降)
■ブレンボS.p.A. について
ブレンボは、高性能ブレーキシステムおよびコンポーネントの設計・開発・生産の世界的なリーディングカンパニーです。1961年にイタリアで創業して以来、乗用車やバイク、商用車の一流メーカーへ革新的なソリューションを提供し続け、過酷なモータースポーツの世界選手権においては600以上のタイトルを獲得しています。15カ国に31の生産・事業拠点と9つの研究開発センターを構え、約15,000名の従業員と共に、最高のドライブ体験を追求する全ての人々が信頼できるソリューションを開発し続け、2022年の売上高は36億2,900万ユーロに達しました。「Turning Energy into Inspiration(エネルギーをインスピレーションに)」をビジョンに、最先端のデジタル技術と持続可能なソリューションを通じて、モビリティ分野の発展と未来の形成に貢献します。
リリース提供元:株式会社ブレンボ・ジャパン