ピアッジオグループジャパン株式会社は、2023年12月4日にロンドン – ポンテデーラにて、世界的な知名度を誇り、こだわりあるライフスタイルを提案するブランドとして知られてきたベスパの評価額が、10億ユーロを超えたと発表した。
この調査結果は、ベスパが独自性、デザイン性、ライフスタイル性、エンターテインメント性においても、世界で確かな存在感を誇り、単なる移動手段という枠を超えて、自由と生きる喜びを象徴する存在として受け入れられていることを示している。世界中で愛されているベスパの今後の可能性にさらに期待できるといえよう。
ベスパのブランド評価額が 10 億ユーロを超える
ロンドン – ポンテデーラ、2023 年 12 月 4 日 – 世界的な知名度を誇り、こだわりあるライフスタイルを提案するブランドとして知られてきたベスパの評価額が、10 億ユーロを超えました(10 億 7,900 万ユーロ)。これは、前回調査時の評価額よりも 19%増加しています(2021 年は 9 億 600 万ユーロ)。
このベスパに関する新しい調査は、スクーターとバイクを生産するヨーロッパ最大のメーカーであるピアッジオグループ(PIA.MI)が、インターブランド社に委託して実施したものです。この調査によると、ベスパはその独自性、デザイン性、ライフスタイル性、エンターテインメント性においても、世界で確かな存在感を示しています。
「『アイコニック』というのは使い古された言葉ですが、このブランドについては、本当にそれ以外の表現が見つかりません。」そう語るのは、インターブランド社でグローバル最高戦略責任者を務めるマンフレディ・リッカ氏です。
「ベスパは⾧い伝統を誇るブランドですが、絶えず進化を続けています。イタリアそのものを象徴し、その一方で世界中で愛され、上質でありながら万人を引き付ける魅力を備えています。今回の評価額調査は、この大人気ブランドの成功が数字として表されているだけでなく、ベスパが単なる移動手段という枠を超えて、自由と生きる喜びを象徴する存在として受け入れられていることを示しています。ベスパの製品やパートナーシップの成功を見れば、それは明らかです。」
インターブランド社はベスパブランドの経済的価値を調査するにあたり、実績ある独自のブランド評価手法を、世界市場調査で収集した主要な量的データによる経済的分析と組み合わせて実施しました。対象地域はベスパの主要市場 10 か国(イタリア、フランス、ドイツ、スペイン、アメリカ、ベトナム、タイ、インドネシア、中国、インド)でした。
ブランドとしてのベスパは、ヨーロッパ市場で確固たる地位を築きながら、アメリカやアジア地域でも存在感を増しています。特に成⾧著しいのがインドネシアで、ピアッジオグループはインドネシアに国内市場向けの新しい工場を稼働させたばかりです。
この報告書からは、ベスパが全世界で単なるスクーター以上の存在として受け入れられていることがわかります。ベスパは娯楽とエンターテインメントのための製品であると同時に、コミュニティにおける人々の自己表現の手段にもなっています。近年はディオール、ディズニーピクサー映画『あの夏のルカ』、ジャスティン・ビーバー、レゴ、ミッキーマウスと世界的なコラボレーションを行い、ベスパ独自の DNA と言うべきブランド力がさらに強くなりました。
インターブランド社の報告書に記載されているブランド力の 10 要因によると、ベスパの主要なブランド力とみなされるのは親近感と独自性です。明確にわかることは、ベスパ製品が顧客にとって身近に感じられるというだけでなく、先進技術による高度に差別化されたライディング体験によって、ワクワクするような共感を生む可能性があることです。
つまり、ベスパはバイクでありながらファッションライフスタイルブランドであることを自認し、明確なブランド戦略をもって未来へと走り出しており、全世界の数十億の熱心なファンに支持されているのです。
以上の詳しい調査結果から明らかになるのは、現在の複雑なマクロ経済時代において、ベスパブランドはリスクを緩和する存在であるだけでなく、真のビジネス促進要因となっていることです。このことは、従来は機能性が重視されてきたバイク業界で、ベスパブランドが顧客の選択肢を広げるために大きな役割を果たしてきたという事実からも納得できます。
もう 1 つ重要な要素として、ピアッジオグループが現在急成⾧していることも考慮する必要があります。2022 年、ピアッジオグループは前年度比 25%の成⾧を果たし、同社として初めて収益 20 億ユーロの大台を達成しました。
ピアッジオグループ
1884年に設立されたピアッジオグループは、ヨーロッパ最大のスクーターおよびモーターサイクルのメーカーであり、この分野における世界的リーダーです。
2006 年にイタリア証券取引所(PIA.MI)に上場し、二輪車および三輪車(スクーター&モーターサイクル)、小型商用車、ボストンを拠点とするロボティクス部門(ピアッジオ・ファスト・フォワード)の 3 つの主要事業を展開しています。グループの製品ラインアップには、ピアッジオ、ベスパ、モト・グッ
ツィ、アプリリア、エイプ、ピアッジオ・コマーシャルビークルなど、世界で最も有名でアイコニックな小型モビリティブランドが含まれています。ピアッジオグループでは、6,600 人以上の従業員を雇用し、100 カ国以上で製品を販売し、イタリア、インド、中国、ベトナム、アメリカに 8 つの製造拠点があります。
また、ピアジオグループには4つの研究開発センターがあり、約 1,000 人の従業員が働いています。
詳しくは、 www.piaggiogroup.com をご覧ください。
ベスパ
1946 年、紛争で荒廃したヨーロッパの路上に、創造性と復興への希望に満ち溢れた時代の中でベスパが誕生しました。77 年の歴史と 1,900 万台以上のスクーターを生産した実績で、ベスパは、スタイル、エレガンス、テクノロジーにおいて世界屈指の地位を確立しています。世界的に有名で愛されているブランドは、直近 10 年間で約 200 万台が生産され、その歴史の中で最も好調かつダイナミックな時期を迎えています。
詳しくは、www.vespa.com をご覧ください。
インターブランド社
インターブランド社は世界屈指のブランドコンサルタント企業であり、50 年近い歴史を誇ります。先駆者として伝説的な業績を残し、現在では業界標準となっている数多くのブランド構築ツールを作り上げてきました。 かつてないほど選択肢が溢れ、目まぐるしいスピードでイノベーションが進む現代、企業が顧客の期待に応えるのは容易なことではありません。着実に変化を進める重要性は変わりませんが、それだけでは不十分です。顧客の期待に応え、競合他社の先を行くには、大胆な行動が必要です。インターブランド社はそれを「Iconic Move」と呼んでいます。インターブランド社の理論家と実務者で構成されるグローバルチームが、世界中の大手ブランドと提携して、ブランド構築の未来を切り開いています。インターブランド社は顧客をアクティブな参加者へと変えることで、クライアントのブランド強化を継続的に支援しています。クライアントはこれにより「Iconic Move」を安心して実践できるようになり、顧客の関心を惹き付け、利便性を実現し、驚くべき成果を上げられるようになります。
インターブランド社はオムニコムグループ(NYSE:OMC)の一員です。
詳しくは、www.interbrand.com をご覧ください。
お問い合わせ先:ピアッジオグループジャパン株式会社