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名車マニア必見!ノルウェーで開催された「CBX EURO RALLY 2023」に参加

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

CBXやCB-Fといった車両のメンテナンスを得意とするリモーションというバイクショップを運営している横川です。ショップの隣には気軽に立ち寄れるこだわりのコーヒーを飲めるカフェ「THE O.H.Cafe」も併設しています。店内にはCBXにまつわるグッズや書籍も置いていることからもわかるように、CBXは私も大好きな車両です。

そのミーティングがノルウェーであるということを聞き、CBX EURO RALLY 2023に参加してきました。そのレポートをお届けしましょう。

目次

CBX EURO RALLY 2023の概要

毎年この時期にヨーロッパ各国オーナーズクラブ持ち回りでCBX EURO RALLYが行われる。
昨年のオランダに続き今年は初開催となるノルウェーで行われた。
今年で第31回という歴史あるRALLYでもある。

今回オーガナイザーを務めるsteinar氏は数年前にCBX NORWAY ASを立ち上げた。
ここノルウェーでも意外にCBXオーナーの数は多く、その数はおよそ300ぐらいと言われている。
ノルウェーの人口比率から考えるととても多いと思う。

今回の総参加人数172人、CBX106台。
参加国はオランダ、イギリス、ドイツ、アイルランド、フランスなど13カ国と大規模だ。

そして今回の開催場所はノルウェーでもオスロから南側へ数時間走ったWORLD’S ENDで有名なTJORMEという所だ。

参加者たちが遠路はるばる集合

初日は各国からRALLY SITE(会場)に参加者たちが集まってくる日。
僕らのように人間だけ飛行機で来るものもいれば遠路はるばる陸路でやって来るものもいる。

再開を喜び合いながら、テントの設営したりこの数日間を楽しむ準備をしている。

自分は午後4時ごろ合流し、主催のsteinar氏より主要メンバーによるディナーに参加する事になっていた。
で、その会場はsteinar氏の自宅なのだが、何ですか?これは?
とても自宅とは思えない佇まいに、New DAXとまるで新車のようなVF650F SAVRECBX1000がお出迎え。

主要メンバーとは、オランダでSixCenterMotorenという6気筒を専門に扱いパーツ開発も行うBert Vonderman、次にイギリスでCBX,CB1100R,CB750Fourなどホンダ レジェンドクラシックのパーツ開発やメンテナンスを行うThe Super Sports Shed主催のCaly Knapton、末席として日本からREMOTIONとして参加させてもらう。

まずはお互いの近況を報告しあい、今後の見通しや状況や環境変化など真剣な話から、あとは他愛もない雑談や各国特有の愚痴など、短時間ではあったが有意義で楽しい時間を過ごした。

バイキングツアーを満喫

2日目の午前中にWORLD’S ENDへのウォーキングツアーへ。ノルウェー観光で検索すると必ず出てくる名所。

午後からはバイキングツアーがあるというので参加してみる。

簡単にレクチャーがあり、バイキングシップに乗り込む。

下船後はバイキングの成り立ちや特徴、バイキングシップの建造方法を学び、その後バイキングランチ。
いやいや、それより何より気になるのは送迎に使われたこのバス、そのエンジン音からノンシンクロと思われるギアシフトなどこちらも中々の良い体験。

その後は夕食を挟み各国間での交流で夜中まで声が途切れる事はありませんでした。
各国のオーナーズクラブ単位で集合している箇所があったり、テントで話し込んでいたり。

お互い片言の英語で少し話をしてみて、みんなそれぞれにCBXを楽しんでいる様子が伝わってくる。
それこそ今はBertやCalyがいろんな部品を供給してくれるし、部品のハブセンターCMSもオランダにある。
だから昔より今の方が維持するのは簡単になったと言う。

一台のオートバイを長く乗るという文化は日本よりはるかに古いヨーロッパ、蓄積された経験と知識で維持しながらCBXライフを楽しんでいるようだ。
逆に車両価格が高騰しているのは世界共通のようで、以前のように簡単に購入することはできなくなったとも言っていた。

それでもみんな走ることが好きで、中には数十万キロ走っているCBXもある。

仲間たちの助けに思わず感動

3日目は朝起きるとどうにも体調が優れず、風邪をひいたのか少々熱っぽい。
ということを言ったら数分後にアスピリンが届き、「俺はドクターだ、往診してやる!」とドクターが来て血圧、心拍を測られ、聴診器で心音、気管音など診察を受け、PCR検査までしてもらうことに。

幸い診断としては普通に風邪でPCRもマイナス。
しかし、このノルウェーなんですけど?何ですか?この対応。ホントにビックリです。
同じオートバイを好きで、乗ってるというだけで、みんなこんなにも手を差し伸べてくれる、なんの見返りも求めず。もう嬉し涙で枕が濡れます。

で、本題に戻りますが、少々天候不順もあり当初の予定から変更され、この日はDC−8での遊覧飛行も残念ながら中止に。午後からはショートなライドアウトへ。

数十人が一緒に走る為にはまずそのルートの確保、そしてはぐれない為に隊列の中に案内役を何人も挟む。
それだけでなく、さほど飛ばすようなペースではなくともアンビュランスカーが控え、ドクターヘリが待機するという。
RALLYのホストを務めるというのは本当に大変な仕事なのだ。

それでもみんな仲間だ家族だと進んで協力してくれる、オーナーズクラブってちょっと堅苦しい感じもするけど、ことCBXに関して言えば日本でもヨーロッパでもとてもフレンドリーで楽しい人たちの集まりですよ。

で、夕飯後は主催者が選んだ各賞の表彰。
一番古い(フレーム番号の若い)CBXを乗ってきた人、一番遠くから走ってきた人(今回はフランスからでした)、などなどそれぞれに小さなトロフィーが贈呈されておりました。
ちなみに自分もスペシャルゲスト?枠で頂いております。

その後はお決まりのようにまた深夜近くまでみんな話し込んでおりました。

有意義な時間はあっという間に終了

4日目の最終日はそれぞれ流れ解散となります。

朝食を済ませ、帰宅の準備をし、初めてあった人などは連絡先の交換をしてみんな帰路についていきました。
自分も日本から来たと言えば珍しがってもらえて、さらに日本でCBXのショップをやっていると言えばこんな部品あるか?とか、どんな部品作っているのか?などいろいろ聞かれたり、連絡先やホームページを教えたり。

中には今度日本に遊びに行くから見どころ教えてくれという人までいたりといろんな人たちと交流がもててとても有意義な日々でした。

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