株式会社ドッグファイトレーシングは、全日本選手権 第6戦 オートポリス大会の結果を報告した。
同チームからは豊島怜選手、アクスタイヨウ選手の2名が参戦し、豊島選手は6位でチェッカーを受け、今季初入賞となった。今回は、唯一1大会で2レースとなり、ベストタイムを2週出す必要があるため、予選から白熱する展開を余儀なくされる。その中で豊島選手はレース1では10番手、レース2では2列目6番手を獲得。結果、レース2では6位入賞と今季ベストリザルトを獲得、HONDA勢以外での今季初入賞となった。
全日本選手権 第6戦 オートポリス大会
ST1000とJP250クラスにとっては後半戦のスタートとなる九州オートポリス大会。
豊島はコースとの相性も良く事前テストからトップ6に名を連ねる走りを見せていました。レースウイークに入っても初日4番手と調子を上げて臨んだ予選・決勝。アップダウンと長いストレートが続くオートポリスは茂木に次いでホンダ有利のコースですが、調子を上げている豊島怜が昨年よりも成長したレースを見せる事が出来るか楽しみな1戦です。
そしてJP250のアクスタイヨウはここも初挑戦のコースです。関東から最も遠いため事前テストも出来ないままのぶっつけ本番のレースウイークでしたが、少ない走行時間や、雨交じりの微妙な天候に翻弄されながらもセッションごとにタイムを詰めて上位陣との差を確実に詰めて予選決勝に臨みました。
後半戦の勢いをつけたいオートポリスラウンドに臨んだ豊島怜とアクスタイヨウのレース結果をご報告いたします。
レース結果
名トンベイ:
開催日:
レース結果:
全日本選手権 第6戦 オートポリス大会
2023年9月2-3日
ST1000 #13 ヒート1 予選10位 決勝 9位
ヒート2 予選 6位 決勝 6位
JP250 #61 予選9位 (4位) 決勝 リタイヤ
WEBリザルト : https://www.jrr.jp/result2023/result-rd6-autopolis
YouTube動画
(ヒート1): https://www.youtube.com/watch?v=Z1Lry32Vkdg&t=27558s (7:25からスタート)
(ヒート2): https://www.youtube.com/watch?v=oE8GxxadcZw&t=21678s (5:20からスタート)
(JP250): https://www.youtube.com/watch?v=Z1Lry32Vkdg&t=27558s(4:35からスタート)
動画再生回数:21.8万回
レース報告・豊島怜 ST1000・#13
豊島怜 コメント
アジア選手権と鈴鹿8耐を経験し迎えた全日本後半戦。事前テストから積極的に色々なテスト項目を試し、今までよりもセッティングの進むスピードが早く感じました。オートポリスは自分にとってまずまず相性の良いサーキットです。フリープラクティスも直ぐに単独で自己ベストを記録でしたので調子は上昇していました。午後の走行は雨が降ったり止んだりという微妙なコンディションだったため走行を見送りました。
公式予選
今回は唯一1大会で2レースあるということで、予選はベストタイム(レース1)とセカンドベストタイム(レース2)の2つのタイムで決勝グリッドが決まるため、最低でも2周はベストタイムを出さなければなりません。いつも通り単独でのタイムアタックで安定したペースを刻むことが出来ました。ベスト – 10位 (1‘51.624) ,セカンドベスト – 6位 (1’51.637) レース1のグリッドこそ10番手と沈んでしまいましたが、レース2は6番手で2列目を獲得することができました。
決勝1
10番グリッドからスタートし序盤は集団に飲み込まれてしまいました。集団でのバトルから抜け出し、前の7番手争いを追いかける展開になります。残り4周で前の集団に追いついたものの、タイヤの消耗が激しく前に出れずそのまま9位でシングルフィニッシュでのチェッカーとなりました。昨年までなら集団に飲み込まれたままで終わっていたところ、抜け出して前に追いつくところまで行けたのは良かったと思います。
決勝2
日曜日は晴天だったため路面温度が20°C程高くなり、それまでとは全く異なるコンディションとなりました。2列目6番グリッドから好スタートを決めて1コーナーを5番手で立ち上がり、前にはHONDA勢のみとなりました。作戦通りついて行こうとしますが、一台にパスされてしまい、すぐに抜き返すもトップ集団に逃げられてしまいました。それからは自分が集団の先頭になり、とにかくペースを精一杯上げながら走り、後ろの集団を引き離すことができました。その後は2台での5番手争いになり、最終ラップに抜かれてしまい6位でチェッカーを受け、今季初入賞となりました。
レース2では6位入賞と今季ベストリザルトを獲得することができました。HONDA勢以外での今季初入賞となります。アジア選手権と鈴鹿8耐を経験し、今までのように最初の勢いだけで落ちていったり、集団に飲み込まれたまま終わらず、今回はレース中のバトル、ペース配分、冷静さが前よりも進歩できたと感じました。まだまだ目指している順位は先にあります。このまますぐに岡山戦となりますが、最高の結果を獲得するために高い意識を持って取り組んでいきたいと思います。チーム関係者の皆様、並びにご協賛して頂いている各位スポンサーの皆様、誠にありがとうございました。
レース報告・アクスタイヨウ JP250・#61
アクス タイヨウ コメント
今週末は私にとってステップアップできたように感じましたが、残念ながら決勝のレース結果は思い通りにいかない残念な結果となってしまいました。オートポリスサーキットに来るのは初めてで、事前テストも出来ないままレースウイークに突入する事となったため、この短期間でトラックを学び、予選とレースに向けて快適なセットアップを見つける事が今回のメインテーマでした。当初予定していた水曜日の走行がキャンセルされてしまったためにテスト時間は更に短くなり、おまけに木曜日の走行も雨交じりの微妙なトラックコンディションとなりペースを上げたセットアップのトライに十分な時間を取れないまま公式予選を迎える事となってしまいました。
公式予選
充分でない走行時間の中でしたが、上位とは3秒差まで詰める事が出来たていたので、そこからタイムを詰めるために必要なスピードアップのポイントをメカニックとミーティングをしてマシンセッティングやギヤセッティングを変更して予選に臨みました。予選アタックというより予選時間を使った決勝に向けてのセットアップでしたが、フリー走行のタイムから2秒短縮することに成功して総合9番手に食い込むことができました。
決勝
表彰台を目指して戦いたかったので、レースに向けて良いスタートを切ることが重要であることは分かっていました。私はこのレースで良いスタートを切ることができ、オープニングラップで6位までジャンプアップすることができました。しかし表彰台を目指して戦っていましたが、残念ながら3周目にメカニカルトラブルが発生し、台ヘアピンコーナーの進入でクラッシュしてしまいました。
スポンサーの皆様、チームスタッフ、応援してくださった皆様、沢山のご支援ご声援をありがとうございました。今回の転倒で幸い怪我はありませんでした。次のラウンドでまた戦うことができます。表彰台を争えるペースはあったと思うので、岡山でもまた頑張りたいと思います。
チーム代表コメント
豊島怜は決勝1、そして決勝2と一度引き離された展開や、単独での走行となった時もペースを崩すっことなく、逆に徐々に走りをアレンジして全車に追う付く力強い走りを見せてくれました。決勝1は9番手でチェッカー。そして6番グリッドからのスタートとなった決勝2では久しぶりに6位入賞!直線スピードにアドバンテージを持つホンダ勢を一人でも喰う目標は達成できませんでしたが、最後まで集中力のある良いレースでした。
JP250のアクスタイヨウ選手はオープニングラップで6番手にポジションアップして上位集団に付けていましたが3周目の第2ヘアピンでマシントラブルが出てしまいコースアウト。残念ながらそのままリタイヤとなってしまいました。決勝に向けてマシンも仕上がってきて、表彰台も見えていただけに悔しい結果となってしまいました。次戦岡山は事前テストでも良好なタイムを記録出来ているので優勝目指す意気込みで頑張って参ります。
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リリース提供元:株式会社ドッグファイトレーシング