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スペイン生まれのヘルメットブランドが初出展!LS2の人気モデルから日本未導入モデルまで一気見せ【東京モーターサイクルショー】

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

【brand pickup】

欧州を中心に高性能・高品質でありながら手の出しやすい価格感とすることにより、世界中で多くのライダーの支持を集めるLS2ヘルメット。そんなLS2ヘルメットを日本国内で取り扱う(株)セイデンが今回開催された第50回東京モーターサイクルショーへ初出展するということで、LS2ブースは3日間を通して多くの来場客で賑わっていた。

目次

LS2 HELMETS

スペイン、バルセロナを拠点にするLS2ヘルメットは、欧州を中心に世界中で愛されるヘルメットメーカー。豊富にランナップしているヘルメットはそのどれもが高性能・高品質なだけでなく、ライダーがより快適にバイクライフを楽しめるような革新的なアイデアやそれを実現する技術力の高さも人気の秘訣となっている。また、MotoGP、Moto2ライダーのレース活動をサポートしていることもあり、海外での人気はもちろんのこと、その安全性の高さについても折り紙付きなのである。

【今年のモーターサイクルショーのブーステーマ】

LS2

『ALWAYS AHEAD(いつも、その先へ)』というブランディングテーマを軸に、欧州で既に展開しているモデルをはじめ、豊富なラインナップを展示しています!

市販モデルからレーサーレプリカモデルが壁一面にレイアウトされた大迫力の展示がとても印象的で、国内未発売のモデルや最新作のヘルメットの数々はまさにブランドスローガンとなっている『ALWAYS AHEAD(いつも、その先へ)』を体現しているかのようなブースとなっていた。

【国内未発売モデルを含む最新ヘルメットを実際に体感できる】

LS2

チャレンジャーシリーズ最新作となる『CHALLENGER C GT』や、まだ国内未発売のアドバントシリーズ新作『ADVANT X』シリーズからレーサーレプリカモデルまで、数多くのLS2ヘルメットを実際に体感してみてください!

年々国内でも愛用者が増えているLS2ヘルメットは、最近では街中やツーリングスポットでも目にする機会が増えてきたのだが、こんなにも多くのモデルを一度に手に取ることができるのは私の知る限りはこれが初めて。ずっと気になっていたモデルはもちろん、国内未発売モデルやレーサーレプリカモデルについても実際に手に取ることができるというのは嬉しい。

【今年のモーターサイクルショーでの注目商品】

東京モーターサイクルショー初出展となるLS2のブースは注目製品が目白押し!
最新作の国内販売モデルはもちろん、国内未発売モデルについても数多く展示されており、ヘルメットだけでなくシューズやウェアに加え、アクセサリー類についてもしっかりチェックしておきたいところ。

VALIANTが正統進化!
「ADVANT」シリーズ

システムヘルメットでありながら、チンバー(ヘルメット顎部)がヘルメット後部まで180°可動するフリップアップシステム機構を装備することで、機械的で機能的なメカニズムを備えつつ、ワイドフォルムが印象的なフルフェイススタイルからスタイリッシュでスマートな雰囲気のジェットヘルメットスタイルを実現した「VALIANT」。発売当時から一躍話題となったのがまだ記憶に新しいが、そんな「VALIANT」の特徴やシステムを踏襲しつつ、新たにアップデートが加えられたのが海外モデルを参考展示された「ADVANT」シリーズなのである。

「ADVANT」シリーズは海外で既にリリースされており、帽体にポリカーボネートを使用した「ADVANT」の他、FRP(ファイバーグラス)を使用することでさらに軽量となった「ADVANT X」、カーボンファイバーを採用することでモデル最軽量となった「ADVANT X CARBON」の3モデルが展示された。

3モデルそれぞれが前身となる「VALIANT」の雰囲気は残しながらも、フリップアップシステム機構やシールド、エアインテークの造り込みなど細部に至るまでアップデートされており、まさに正当進化といえるモデルとなっている。

シンプルながら艶やかなスタイルの単色カーボンが登場
「CHALLENGER C GT」

「CHALLENGER C GT」(国内販売モデル)

これまでグラフィックモデルのみの展開だった「CHALLENGER C GT」に満を持して単色のカーボンモデルが登場。すでに展開しているスポーツライクなグラフィックモデルも非常に人気が高いモデルなのだが、今回登場した単色のカーボンカラーは一見シンプルながらも織りの美しいカーボンパターンと同色調で入ったロゴが主張しすぎないシックな雰囲気にまとまっていて、これならバイクやウェアを選ばず、どんな合わせ方もできてしまいそう。

また、機能としてはこれまでの「CHALLENGER C GT」と同様なので、帽体にカーボンファイバーを採用しているのはもちろんのこと、視野角の広いシールドに深く下がる大きめのインナーバイザー、上質な外装パーツや開口調整可能なベンチレーションシステムなど、高性能ヘルメットとしての信頼性の高さも安心だ。

快適性が高いだけじゃない、スタイルも選べるクロスオーバーモデル
「EXPLORER F」(国内モデル)

「EXPLORER F」(国内販売モデル)

どんなシーンでもそつなくこなす対応力の高さと長距離ツーリングに適した快適性を併せ持ち、アドべンチャー然としたアグレッシブなデザインによってこちらも高い人気を誇る「EXPLORER F」。

ブースには展開するすべてのカラーリングが出揃うだけでなく、オプション品となる「FK-1 フルフェイスキット」を装着したフルフェイススタイルの「EXPLORER F」には多くの来場客も足を止めていた。
快適性が高いだけでなく、スタイルについてもその日の気分やバイク、使用用途に合わせて選ぶことができるので、実用面でのコストパフォーマンスとしても非常に魅力的なモデルとなっている。

【こちらも要チェックの商品!】

LS2ブースはブース真上から見て右の最新海外モデルと左の国内販売モデルに分かれていたのも印象的。もちろんそのどれもが注目したい製品であることには間違いないのだが、やはり東京モーターサイクルショーでしか見ることができない海外モデルやレーサーレプリカモデルはとても新鮮だ。ここまでご紹介したアイテムと合わせてチェックしておきたい製品をピックアップしたので紹介していこう。

冒険心をさらにくすぐるオフロードモデル展開
「SUBVERTER EVO」/「EXPLORER CARBON」/「DRIFTER」(海外モデル)

「SUBVERTER EVO」(海外モデル / 参考展示)
「EXPLORER CARBON」(海外モデル / 参考展示)
「DRIFTER」(海外モデル / 参考展示)

革新的なシステムヘルメットの開発やMotoGPにロードレース世界選手権のサポートなど、どちらかというとオンロードモデルのイメージが強いLS2だが、実は海外モデルではオフロードモデルも充実しているのだ。

「SUBVERTER EVO」はダイナミックなフォルムと軽量で快適性の高い帽体、シールドがついていない本格的なオフロードモデルとなっている。また、LS2ではこれに合わせてシールドも展開しており、オフロードスポーツシーンでもLS2を愛用できるのはなんとも羨ましい。

「EXPLORER CARBON」は「EXPLORER F」の帽体をカーボンとすることで、さらに軽量化を図ったモデルとなっている。軽量化したことによって快適性がさらに上がるだけでなく、カーボンの織り目が生み出すデザインは見た目にも美しい。

「DRIFTER」は無骨ながらもカジュアルな雰囲気も持ち合わせたオフロードモデル。それもそのはず、実はバイザーや顎部分が取り外し可能となっており、これらを組み合わせることで1つのヘルメットで4通りのスタイルを楽しむことができるのだ。

憧れのレーサーレプリカモデルラインナップ!
「THUNDER C GP」(国内未発売)

ロードレース世界選手権で活躍するライダーを中心とした、レーサーレプリカモデルラインナップ。それぞれのライダーに合わせたグラフィックデザインは市販モデルとは一味違ったグラフィックが特徴的で、見た目だけでなくインパクトのあるディフューザーやエアインテークの作り込みなど、細部までレーシーな仕上がりがたまらない。

国内未発売のモデルではあるが、こうして世界で戦うライダーのレプリカモデル展開はレースシーンを盛り上げていく起爆剤となることはもちろん、いちライダーとして「いつかはレプリカモデルを」といった憧れの象徴でもあるのだ。

ヘルメット以外のアイテムも要チェック!

シューズラインナップ(海外モデル / 参考展示)
(国内販売モデル)
(海外モデル / 参考展示)
(海外モデル / 参考展示)

世界的なヘルメットメーカーのLS2だが、今回の東京モーターサイクルショーではヘルメット以外のアイテムも数多く展示されていた。

一際注目を集めていたシューズのラインナップは豊富に取り揃えており、丈の長いブーツタイプからくるぶしまでをカバーしたハイカットモデルまで、バイクから離れた街中でも馴染みやすいカジュアルな雰囲気のモデルが多く、ライディングウェアだけでなく、これなら普段着と合わせても違和感がなさそうだ。

現在、国内でも販売中のAURAゴーグルはヘルメットに合わせやすい6色の展開で、オプションのミラーレンズを装着した展示製品はゴーグル各部の作り込みと合わせてクオリティーが非常に高く、アウトリガータイプのベルトベースを採用した本格的なオフロードゴーグル。さらにオフロードゴーグルとしては珍しく、オプションでレンズの曇り予防に効果的なピンロックシートも用意されている。

また、ライディングウェアやグローブについても多数展示しており、プロテクションや手首の絞りなどの機能面・安全性はしっかりと確保しつつ、スポーティーなモデルからカジュアルなモデルまで幅広く展開。

細部をじっくりと観察すればするほどにLS2の魅力がギュッとつまっているブース展示は物欲が加速するだけでなく、海外モデルについても国内展開を心待ちにしたい。こうしてワクワクさせてくれる楽しみこそ、東京モーターサイクルショーならではの醍醐味なのである。次々に新しいヘルメットやそれに伴うシステム、ヘルメット以外の製品も開発を進めていくLS2ヘルメットには今後も目が離せなそうだ。


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