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知ってた?バイクのタイヤを長持ちさせるチェックポイント3つ

※記事内容は全て執筆時点の情報です。

目次

タイヤを長持ちさせるコツ

タイヤは重要なパーツ。性能に妥協はしたくない!という賢明はライダーの方は多いと思います。また、ツーリングライダーであれば長い距離を走れるタイヤというのは重要な性能です。

タイヤはなぜ減るのか?

減らない(減りにくい)タイヤを作ることは技術的には可能です。しかし、タイヤの重要な6つの機能を満たそうとすると、そうもいかないのが現実なのです。

タイヤがすり減ってしまう原因は主に摩擦です。走行すれば地面とこすれるため、タイヤにヤスリをかけているというとイメージしやすいでしょうか。すり減ったタイヤカスはヤスリで削り取ったような細かい粉になって地面の上に落ちていきます。

減ることは悪いこと?

摩擦の原因をタイヤの機能に当てはめると、以下のことが考えられます。

1.負荷の軽減
重くなるほどタイヤがたわんで摩擦が大きくなります。

2.車両サスペンション
指定空気圧を下回ると摩擦が大きくなります。

3.路面制御とブレーキ
路面との摩擦によって動作するので、タイヤが減る原因のひとつとなります。

4.リーニングとステアリング
タイヤのたわみにより路面とタイヤに摩擦が生じます。

5.トラクション
走行時の発熱により摩擦が進みます。特に高速走行になるほど摩擦が大きくなります。

6.ハンドリング
リーン角度等により、タイヤに負荷がかかり摩擦が生じます。

以上のことから、タイヤが減ることは「機能している証」と言い換えることも出来ます。

同じタイヤでも長持ちさせられる

摩擦の大きくなる挙動を抑えることができれば、走行距離は伸ばすことが出来ます。気をつけるポイントは3つです。

1.正しい空気圧
空気圧を適正に保つことは走行距離をのばす絶対条件です。正しい空気圧とは、基本的に車両メーカーの指定した空気圧を常に守ることです。言わずもがな、正しいサスセッティングがなされていることも必要条件になります。

2.正しい荷重
荷重には静的な荷重と動的な荷重があります。静的な荷重とは空気抵抗を考えた適切な荷物の積み方のことです。動的な荷重とはアグレッシブになりすぎない適切なライディングモードの選択のことです。最近ではライディングモードが選択できる車両も多いので参考にしてみてください。

3.大人の運転作法
昔から言われていることですが、「急」のつく動作をしないように大人の余裕を持ってライディングすることです。急加速や急ブレーキなどはタイヤの摩耗を促進させます。不必要な場合はこれらの操作をなるべくしない方が適切ですが、安全管理の観点からは、必要なときに正しく行えるように普段から練習しておきましょう。

まとめ

正しい空気圧で、適正な積載と急な操作をさけることで、「タイヤの性能を妥協することなく」タイヤを長持ちさせることが出来ます。

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